投資を始めたいけど、ギャンブル的なイメージが強い為に、一歩目を踏み出せていない大学生は多いのではないでしょうか。
アルバイト以外の収入源が欲しい人、マネーリテラシーを身に着けて、周りに差をつけたい人もいるでしょう。
私は大学1年生から投資を始めて、入社後も年間120万円以上を投資しております。
当記事では、私の投資体験を基に、大学生から投資を始める必要性について解説をします。
この記事を読むことで、金融知識が無い周囲の声に流されず、投資を自身の判断で始められるようになります。
結論、毎月に3000円でも出せるなら、大学生から投資を始めた方が良いです。
結論
・毎月に3000円でも出せるなら、大学生から投資を始めた方が良い。
・堅実な投資がしたいなら、投資信託がおすすめ。
投資信託
簡単に言うと、投資信託とは「株式」「債権」「不動産」など、様々な金融商品の詰め合わせパックです。
投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、投資の専門家が株式や債券などに運用する商品で、その利益が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品となります。
この記事のターゲット
お金に対する意識が高く、投資に興味がある大学生。
「お金も少ないし、社会人になってから始めた方が良いのでは?」と一歩踏み出す勇気がない。
しかし、投資リスクを理解した上で、自分でも出来そうであれば始めたい。
カピバラ君も大学1年生の時に、少額の5万円から投資を始めたけれど、社会人になった今でもこの経験はとても活きているよ。
今回は僕の実体験を基に、大学生から投資を始める理由について書いたから、是非参考にしてみてね。
なぜ大学生から投資を始めるのか
一般的に大学生が投資に使える元本は少額な場合が多いでしょう。
それでも投資を推奨する理由は何か?
経験談からメリット・デメリットを余さずお伝えします。
大学生から投資を始めるメリット
長期投資が出来る
大学生から投資を始めると、15年以上の長期投資が実践できます。
投資の3大原則「長期」「積立」「分散」投資というものがあり、堅実な投資には非常に重要な考え方です。
大学生から投資を始めると、60代から投資を始める人よりも、運用期間に約40年間のアドバンテージが生まれます。
事実、アメリカ市場に連動するS&P500は、過去のどのタイミングで購入をしても、15年以上の長期保有をしていた場合、最低でも約4%のリターン(利益)があったというデータがあります。
それほど、長期投資は重要な要素の1つとなっています。
FX等を知っている人は、短期投資(投機)を想像するかもしれないけど、再現性が非常に低いから、本ブログでは推奨していないよ。
労働所得以外の収益を得る感覚が身に付く
投資を始めると、誰でも資産所得が得られるようになります。
「お金に働いてもらう」ことを最も実感できるのが投資です。
この感覚を大学生から身に着けておくと、社会人になっても、投資で稼ぐ事への違和感が無くなります。
周りの人が投資に「曖昧な不安」を抱えている中、あなたは一歩先を進めるのです。
また、社会人になると投資に使えるお金も大きくなる為、投資から得られる収益は決して小さくありません。
万が一、自分が労働できなくなった場合に備えて、収入の柱を複数持っておくことは非常に重要です。
金融・経済に関する情報が身に付く
投資を始める事で、金融・経済に関するニュースが気になり始めます。
今は景気に関するニュースを聞いても「つまらない話」かもしれませんが、自分で金融商品を保有すると「必要な情報」になります。
なぜなら、学んだ知識をアウトプットする場が出来るからです。
例えば、現在話題になっている「資産所得倍増計画」や「NISA恒久化」についても自ら勉強するようになります。
このように、学んだ知識をアウトプットする場が出来ると、自然と金融・経済に関する情報が頭に入るようになります。
就活で多少有利になる
企業研究として個別株式(資生堂など)を購入することも出来ます。
就職先として関心のある企業の株式を購入すると、投資家向け決算情報やプレスリリース、業界状況などに目を向けるようになります。
しかし、少数の銘柄に投資をしていると、1社でも倒産した場合の損害が大きいため、堅実な資産形成として推奨しません。
投資信託を購入する場合でも、金融・経済に関するニュースを学ぶ機会になりますので、それだけでも効果があるでしょう。
大学生から投資を始める際の注意点
大学生から投資を始める時は、周りの人から止められることもあるでしょう。
「若い内は自己投資にお金を使った方が良い」「元本も少ないのに、投資を始める意味は無い」「知識もないのに危険だ」など、私が実際に言われた言葉もあります。
周りの人と違うことをするのですから、当然心配の声や、一歩先を行かれる嫉妬からの言葉もあるでしょう。
当然、投資には元本割れのリスクがあります。
投資先が倒産した場合は元本が0円になる事もあるでしょう。
しかし、これは1つの銘柄に全額を投資していた場合です。
投資信託を購入すれば、数百種類の銘柄に分散投資が出来る為、元本が0になる事は殆どあり得ません。
投資初心者であれば、まずは投資信託を購入する事をオススメします。
オススメの銘柄は記事の最後に紹介しているので、ぜひご覧ください。
また、先に挙げた3つの声は、気にする必要が無いというのが筆者の考えです。
以下でその見解を説明しております。
自己投資に使える資金が減る
投資を始める事で、マネーリテラシーが身に付きます。
先述した通り、自分で金融商品を保有する事により、自然と金融・経済に関する情報が集まるからです。
その為、投資を始める事は金融知識を得る為の自己投資になります。
また、後述しますが大学時代に投資に使うお金は多額である必要はありません。
元本が少ないため、大きな利益が得にくい
これに関しては事実ですが、デメリットでは無いです。
確かに、同じ年利5%で運用した場合、元本が1000万円異なれば、利益にも50万円の差が付きます。
しかし、投資を継続する習慣に価値がある為、毎月3000円でも投資が出来るなら始めるべきです。
また、投資は下落相場で多少の心理的ストレスがかかるものです。
あまり無理をせずに余剰資金で始めましょう。
余剰信金とは
余剰資金とは手持ちの資産のうち、生活費や非常時に必要なお金を差し引いた資産で、近い将来で使う予定のないお金です。
または多少減ってしまっても、生活にダメージの無いお金を指します。
余剰資金は、以下の計算式で分かりますが、人によって個人差もある為、目安程度にしておきましょう。
余剰資金=現在の資産ー半年分の生活費
例)余剰資金=200万円ー90万円 ⇒110万円が余剰資金
投資に対する理解が薄く、失敗する可能性が高い
投資信託は以下3つの条件を満たせれば、ほったらかしで問題ありません。
寧ろ、誤った判断で売買を繰り返すことで、利益が下がる事は有名なお話です。
条件1 手数料が低い銘柄を選ぶ
投資信託には手数料が必要以上に高い粗悪な銘柄もまぎれています。
手数料が高い銘柄を購入してしまうと、良い成績を残せたとしても、利益があまり残らなくなってしまいます。
投資信託には、以下3つの手数料が発生します。
種類 | 発生するタイミング | 「eMAXIS Slim」のケース |
---|---|---|
買付手数料 | 購入する時にかかる手数料 | 0% |
信託報酬 | 保有している間かかる手数料 | 年率0.0968%程 |
信託財産留保額 | 売却する時にかかる手数料 | 0% |
投資信託「eMAXIS Slim」シリーズは手数料が業界最低水準であり、手数料を最小限に投資が出来ます。
NISA口座内で購入できる投資信託は、政府が粗悪な銘柄を排除している為、あまり心配しなくて大丈夫だよ。
条件2 インデックスファンドに投資する
インデックスファンドとは、特定の指数「インデックス」に連動するように運用される投資信託です。
インデックスに連動する事により、プロの銘柄選定などの手間がかからない為、手数料が低く初心者にオススメの投資信託です。
指数「インデックス」
インデックスとは、株式市場などの全体的な動きを表す指数をいいます。
例えば、インデックスの1つである日経平均株価は、東京証券取引所プライムに上場している代表的な225銘柄で構成されており、日本の株式市場を表現しております。
インデックス1つに多数の銘柄が組み込まれている為、分散投資が実践できます。
例)日経平均株価、NYダウ、S&P500など
インデックスファンド・アクティブファンドについては、以下の記事で詳しく説明しております。
条件2 投資の3大原則を守る
先述した通り、投資の三大原則「長期」「積立」「分散」投資を徹底しましょう。
それだけで、投資で損をする確率が圧倒的に減ります。
いくらから投資を始める価値があるの?
まずは投資の習慣を身に付ける事が重要ですから、毎月3000円でも投資出来れば十分です。
最初の一歩を踏み出すことで、投資に対する「曖昧な不安」が減り、「理解を深める」ことが出来ます。
これが、社会人になって投資元本を増やせる際にとても重要になります。
おすすめの銘柄は?
20代で投資を始める場合、リスクをある程度許容できる年齢の為、「長期」「積立」「分散」投資を前提に「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」をおすすめします。
業界最低水準の手数料であるにも関わらず、全世界の株式へ投資が出来る非常に優良な商品です。
詳しくは以下の記事で紹介しております。
今からできる投資の始め方
投資を始めるには、以下の順序で進めていきます。
①証券口座の開設
②銘柄の選定→悩むなら「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
③購入
投資を始めるには、最初に証券口座を開設する必要があります。
以下のリンクから最短5分で無料開設が出来ますので、モチベーションの高い時に、口座だけでも開設しておきましょう。
まとめ
今回は私の実体験を基に、大学生から投資を始めるメリット・デメリットについてお話させていただきました。
私自身、大学生から投資を始める事で、同じ年収の友人よりも、将来のお金に不安が少なく生活できています。
この時代、資産運用の力は非常に生活を豊かにしてくれます。
投資を始める事でマネーリテラシーも身に付き、お金に関する「曖昧な不安」が減ります。
また、長期投資を前提とする場合、投資を始める最適なタイミングは「今すぐ」です。
今のモチベーションを持って、証券口座の開設をして、月に3000円でも積み立て投資を始める人が成功する世界です。
購入銘柄はいつでも変更することが出来る為、まずは一歩目を踏み出して、周りに差をつけていきましょう!